Trans-Himalaya Cycling Race(UCI 2.1)レースレポート

Trans-Himalaya Cycling Race(UCI2.1)を終えてスペインに帰国、ブルゴスで一泊し…

Trans-Himalaya Cycling Race(UCI2.1)を終えてスペインに帰国、ブルゴスで一泊して本日アンドラへ戻ってきました。

本来であれば、各ステージ終了後にレースレポートをアップするスタイルですが、あまりにも疲弊しすぎてその気力もなかったので、まとめてレースレポートをアップしようと思います。

チームプレゼンテーションはポタラ宮前広場にて行われました。

チベット自治区に入るには、チベット自治区発行の入域許可証が必要らしく、今回はスポーツイベントという事もあり大会主催者側の手配でスムーズに入ることが出来ましたが、観光で訪れるのは難易度が高いみたいでした。

難易度が高い事もあり、世界遺産のポタラ宮前での写真をSNSにアップロードした際には、『行ってみたい場所!』みたいなコメントを複数から頂きました。

自転車選手でもない限り訪れることの難しい場所へ行けることは選手の特権かもしれません。

レースとしては全体的にかなり距離も短く、ど平坦なので、過去一難易度の低いコースプロフィールでした。

しかし、先ほどのポタラ宮で約標高3,700m、最高地点では4,700mと、あり得ないくらい標高が高く、かなり厳しい4日間となりました。

マドリードから北京へ、そこからチベットの空港へ向かう飛行機に乗り遅れた影響で、チベット入りが1日遅れ、これが結果的にかなりディスアドバンテージになったかなと感じています。

到着した日の夜は、時差ぼけと標高の影響でほぼ睡眠出来ず、頭痛と鼻詰まり、下肢の痛みに苦しみました。(Spo2は脅威の82とかでした。)

初日はまさかのホイール(ベアリング)がレース中に壊れ、急にホイールが大幅に触れ始めるというトラブル

ゴールまでの距離を考えてそのまま強行突破するも、なんとも苦いスタートとなりました。

ホイールを交換して気合を入れて挑んだ2日目は、序盤に一瞬抜け出したり動いてみるも振るわず

3日目はスプリンターの位置取りをすべく終盤動くも、連携がうまく取れず纏まらず。

4日目は前半に集団内で発生した落車にもろに巻き込まれて胸部を強打

何故か4日目だけタイムカットが10%(その他の日は50%以上集団にいればOK)なので、シューズ(クリート)が壊れ、ペダルにハマりにくい状態で踏み続けてギリ制限時間内にゴール

走り切るのとDNFでは、大きく変わってくるのでそこは気合いでゴール

満身創痍でゴールしたら、まさかのチーム総合で優勝

頼もしい反面、3日目以外何も出来ていないので、しばし申し訳ない感じ

帰国前に確認すると高度適応は2,850m

日本国内だとまずあり得ないレベルですね。3,687mに78%適応って….

レースの強度は低く、時間も短い反面、移動の強度は過去一高く、レース後に5-8時間の移動が続きました。

一番長かった8時間の移動は、ひたすら酷道を爆速で進む死さえ感じるレベルの移動で、常に気を張っていて疲れました。

からの帰国時にもトラブル発生

アパートと車の鍵を入れた財布を北京空港での乗り換え時に紛失

幸いにもカード型のAirTagみたいなやつを入れていたので追跡

チェックインしてゲート前で気が付いたのですが、結局空港外の空港警察の事務所に届けられていたので、再度チェックアウトして回収して、チェックインし直し

トランジットが9時間もあったことが功を奏して無事に回収。届けてくれた見知らぬ誰か、本当にありがとうございます。

31時間の移動を経てマドリード到着

そこからチームメイトと車でブルゴスへ帰還、流石に危ないのでブルゴスで一泊

今朝6時起きで、615km運転してアンドラのアパートに帰宅

アンドラまであとちょっとのところで、デモに遭遇(勘弁してくれ〜)

結局1時間くらい足止めを喰らい帰宅

北京まで来ると、流石に日本の方が圧倒的に近くて、そこからヨーロッパに帰るのかぁと思ってしまいました。

人生の経験としては良かったですが、レースという意味では2度と行きたくないかもしれません。

レースのオーガナイズ自体は良かったのですが、標高が高すぎて全てが大変でした。

運動してはいけない標高だと思いますし、強いコンチネンタルチームとかは数週間前から順応させていたらしいです。

普段いるアンドラ(標高2,000m)ですら、順応に1週間はかけるのに、3,000-4,000mでいきなりレースして走れるわけ、、ないですよね。

良い経験にはなったので、いつか振り返った時に笑い話になることを祈ります。

今日まで休んで、明日からトレーニング再開したいと思います。

それでは、また!

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