こんにちは。小山です。
最近はもっぱらYouTubeなどの動画ばかりなので、文章を書く練習もかねて久しぶりに個人ブログを更新したいと思います。
夢の場所 パリ

サイクリストにとって、誰もが憧れるツールドフランスの最終ステージが行われるパリは、特別な場所ではないでしょうか。
小山にとってもそれは例外ではなく、ツールドフランスの最終ステージが行われることに加えて、初めてヨーロッパに来た時に降り立った空港がCDGだったり、普段あまり来ない場所の割には思い入れのある場所の一つです。

実際にサイクリングをしてみて、あまりには石畳の多さに驚かされます。
ツールドフランス最終ステージで、毎年のようにシャンゼリゼ通りから凱旋門にかけて抜けていくコースも、ほぼ石畳です。
【VELO(自転車)】と書いてはいるものの、普段のパリは東京並みに交通量が多く、サイクリングに向いているとは言えない状況でした。

今回、パリには休暇に来ました。
例年、一月半ばまで日本に滞在し、一月のトレーニングキャンプからチームと合流する流れでしたが、今年はより良いトレーニング環境を求めてヨーロッパに早めに戻ってきました。
日本滞在は、過去最短の3週間でした。
日本滞在中はドタバタで心を休める時間もなかったので、このあとスペインに戻る前に、パリで休暇を取っていた次第です。
パリ滞在中に、一番最初に購入したのは『体重計』(笑)
毎日3回ほど体重計に乗り、休暇中の体重増加を防ぐことに成功しました。

パリといえば、一般的には自転車よりも芸術の街であることは言うまでもないですが、今回はしっかり美術館巡りもしてきました。
あまりにも多すぎる展示に、その全てに注視することはできませんでしたが、作者の死後も生き続ける芸術作品たちは息を呑む美しさでした。
個人的には、個々の芸術作品そのものに深い興味があるとは言えないですが、その芸術作品と、それを前にした人々を含めた情景には圧倒されました。



休暇の前半は美術館や教会をめぐり、一日30000歩近く歩く日々
普段歩くのが嫌いな小山ですが、パリは歩くのが苦になりませんでした。
2-3km先の目的地への移動手段として、まず初めに徒歩が思い浮かぶ不思議な街です。(地下鉄も東京並みに来るので便利です。)

休暇も終盤に入り、やることといえば『自転車』です。
やはり切り離せない存在で、何をしていても常に頭の中に『自転車』があるとこを再確認
何か他のことをしている時に、頭の中に『自転車』がなくなった時、その時が辞めどきなのかもしれません。
フランス アマチュア時代の思い出

自転車に乗って、パリの街中を走っていると、フランスアマチュア時代の思い出が蘇って来ました。
場所はパリではなく、ノルマンディ地方でしたが、街並み、空気の重さ、何気なく街中にある短いけどキツイ登り、、、etc
ヨーロッパでプロになりたいと、いきなりヨーロッパに来て過ごした3ヶ月間は、今でもハッキリと脳裏に刻まれています。
今年で引退された桂さん(ヴェロリアン松山)と、アニー(ホストマザー)との3人暮らし
ヨーロッパでプロを目指していた日本人2人は仲が悪いし、アニーとはフランス語が話せないからコミュニケーションが取れず。
自転車に乗るか、ひたすらツムツム(携帯ゲーム)を極めていたことを覚えています。
ツムツムは半分冗談としても、全く先の見えない状況の中で、日々練習やレースではボコボコにやられて、良く心が折れなかったなと今は思います。
続ける事の難しさ
今年も年の瀬が近付いてきて、各選手の去就が発表されてきている今日この頃ですが、今年も少なくない数の若い選手が引退を発表しているのが見て取れます。
本人が辞めると決めたのであれば、無理に周りが引き留める必要は一切ないと思いますが、『続けることの難しさ』を痛感せざるを得ません。
未来が見えない中で夢を追う難しさ、この円安状況下でヨーロッパへ挑戦し続ける経済的難しさ、現地で人間関係の難しさなど、想像するだけでも胃が痛い困難を、20歳前後の若者が乗り越えられるのものなのでしょうか。
当時の小山はどのように考えていたのか?とパリの街中を走りながら振り返ってみても、『なんとかなる』と楽観的に考えて、ただ『やめなかった』だけなのかな?としか思い当たりませんでした。
誰でもやめなければ良いと言うわけでは、決してないですが、自分のできることは最大限やって、できないことは周りに頼って、頼れる人たちを味方につけて外堀を埋めて
いかに『やめない』状況を作れるか
それはシャンゼリゼ通りを通って凱旋門を抜けていくツールドフランスに憧れるよりも、ずっと大切なことなのかもしれないなと、そんな風に思ったパリ滞在でした。
常に応援、サポートして下さる皆様には感謝の気持ちで一杯です。
さあ、スペインに戻って、来シーズンに向けて本格的な準備を始めます。
久しぶりの駄文でしたが、お読み頂いた皆様ありがとうございました。

パリより、愛を込めて
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