若者をヨーロッパに送る試み

若くて勢いのある選手に『これからどうしたいの?』と聞くと、多くの選手が『ヨーロッパで走りたいです』と答えてくれ…

若くて勢いのある選手に『これからどうしたいの?』と聞くと、多くの選手が『ヨーロッパで走りたいです』と答えてくれます。

今年28歳になったので、もう若者枠からは外れ始めている小山ですが、自身の経験を踏まえて久しぶりに文字で頭の中にあることを纏めてみようと思います。(最近はもっぱら動画ばかりだったので)

刷り込まれた『ヨーロッパ』と言う言葉

幸いにも三浦さんのもとで自転車を始められた自分は、始めた瞬間から脳に『ヨーロッパ』という言葉を刷り込まれていました。

『自転車はヨーロッパでやらないと意味がない』

『大学なんかいつでもいける』

『ヨーロッパでホンモノを見ないとダメだ』

等々、記憶のある限りでもここには書けないような言い回しで『ヨーロッパ』について刷り込まれた記憶があります。

毎週末一緒に走って、昼過ぎから夜中まで『ヨーロッパ』について質問攻め、昼ごはんから夜ご飯までご馳走になって、おじいちゃんおばあちゃんに迎えにきてもらう、みたいな日々を今でも覚えています。

実際に『ヨーロッパ』に来てみて

そうこうしているうちに高校を卒業、すぐに憧れの『ヨーロッパ』に行けることに。

でも、この時点では未来のことは全く想像できない状況だったと思います。

日本にもいくつか若者をヨーロッパへ送る組織がありますが、それらの組織には書類選考?それ以前?で落とされた記憶もあります。

ただ茫然と、『あぁこれがヨーロッパか、何だか楽しいな、もっとこっちに居たいな』と思った記憶があります。

しかしながら現実はそう簡単ではありません。

ビザの問題、資金の問題、レースのレベルの問題等々、多くの問題があります。

外国人として外国に暮らすわけですから、当然です。

一旦帰国

1回目の『ヨーロッパ』は、観光ビザだったこともあり3ヶ月で帰国

元々所属していたイナーメ信濃山形さんで、JPTを走ることに。

中畑監督もずっと僕の想いに寄り添ってくれていたのもあって、JPTを走りながらも『ヨーロッパ』に戻りたいと言う気持ちは消えませんでした。

紆余曲折あって再びヨーロッパへ

その後も『ヨーロッパ』へチャレンジできそうなチームへ所属したりはするものの、コロナ等もあってなかなかうまく行かない日々が続きました。

しかし結局ずっと『ヨーロッパ』への憧れや想いは無くなることはなく、紆余曲折はありつつも再びヨーロッパへ

戻ってきてからも、チームが突然無くなったり、日本にいたら俄かに信じられない事ばかりが起きましたが、何とか乗り越えて今に至ります。

何が大事だったか

振り返ってみて何が大事だったのか?と考えてみると、やはり『ヨーロッパ』へのこだわりだと思います。

どんな信じられないことが起きても、どんなに大変な手続き(ビザとか)があっても、この『ヨーロッパ』への拘りがあれば乗り越えられます。

逆に言えば、ないと乗り越えられません。

あとは自分が『ヨーロッパ』で走ることにマイナスになる声を無視することです。

その時の自分の実力も大事ではありますが、若い間は別に気にする必要ないと思います。

だいたい何か言ってくる人たちは、ヨーロッパにすら行ったことも無い選手たちなので、人生で関わることはないので安心してください。

小山の場合でも、実際にヨーロッパを経験したことある選手たちからは、応援してもらったり、相談に乗ってもらったり、今でも仲良くしてもらっています。

日本はガラパゴス化しすぎて、はっきり言って別の競技化しているので、とにかく自分の道をいくべきだと思います。

これはこれからの若者へのメッセージなので、それ以外の方はどうぞ自分たちの思う道を引き続き進んでください。

『ヨーロッパ』で走りたければ、『ヨーロッパ』に来なければなりません。

日本でできることはないです。(語弊がありますが)

ツールドフランスを目指します!と日本でどれだけ声高らかに言っても、それは無謀を通り越して嘘レベルです。

SNSからは表面的なことしか見えにくい今日の頃ですが、これは三浦さんたちの時代から今に至るまで変わらないことだと思います。

これからお子さんをヨーロッパへ送りたいと思っている親御さんたちがもし居たら、覚悟してください。

日本に住んでいたら信じられないようなことが起こり得ますし、親御さんがどれだけやる気があっても、それを超える熱量が無いとかなり厳しいです。

逆に言えばそっと見守る程度で、勝手にお子さん達が自分から動き続けるくらいで無いとかなり厳しいと思います。

親御さんの方が勢いがあるパターンは、だいたい続きません。

小山の場合は、家族含めて、常に自分の意思をもとにサポートしてくれる人たちに恵まれてきたので良かったですが、誰かに何かをやらされたことはありません。

若者をヨーロッパへ

今回、ヨーロッパでできた人脈を通して、実際に若者2名をベルギーへ送り込みました。

レースの結果はさておき、楽しそうに過ごせていたのでその点は良かったと思います。

何が言いたいのか結局まとまらなかったですが、ざっと頭の中にあったことを書いてみました。

質問とか意見とかあれば連絡お待ちしてます。

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